表題:一般社団法人宇宙システム開発利用推進機構 平成25年度成果報告会参加報告

 2014年7月9日に開催されたJSS(一般社団法人宇宙システム開発利用推進機構)平成25年度報告会に参加した。
 当機構は旧USEF(財団法人無人宇宙実験システム研究開発機構)、旧JAROS(財団法人資源探査用観測システム・宇宙環境利用研究開発機構)、旧ERSDAC(財団法人資源・環境観測解析センター)が合併し誕生した機構である。
報告会には200人程度参加していた。
報告会の内容は以下のとおり。
 ・技術開発本部の活動概要
 ・利用技術本部の活動概要
 ・次世代宇宙システムとそのコンステレーションの調査研究
 ・海外人材育成を含めた衛星データ拡大事業活動報告
 ・HISUIセンサ開発概要
 ・衛星画像データの非在来型・ガス資源への利用
 ・太陽光発電無線送受電技術開発の概要
   
所感:
 前進の団体の関係上、鉱床探査とそれに有効と言われているハイパースペクトルセンサ(*1)に関する報告が多かった。
 報告の中で最も興味を引かれたのは超小型衛星に関する報告(次世代宇宙システムと・・・)で、特にSkybox Imagein社(Googleに買収された)のSky Satによる画像であった。
Sky Sat衛星は100kg程度の小型衛星で、分解能が1m以下と報告されている。また、市場の反応を見ながらではあるが、24機まで拡充することを予定している。Sky Sat1号機、2号機は既に打ち上げ、運用されており、画像を見せられた。

 衛星の大きさと比較して驚異的な画像である。
 静止画像だけでなく、動画も撮像可能で、これに至ってはどのように撮像しているのか検討がつかない。(これだけ高分解能で撮像していると光量が足りなくなるように思われるのだか。)

 他にも小型衛星を手がけているメーカが多数報告されていたが、コンステレーションで運用することを前提としていると感じられた。ただ、コンステレーションは単機でも簡単ではない運用を複数機連動させながら運用するため、それを実現するのは相当難しいとも思われた。
 一方、複数の小型衛星を用いて安く、早くミッション遂行/画像提供は世の流れとも考えられるのでコンステレーションでの運用に取り組む必要があると強く感じた。
   
*1:光の波長を小分けにして観測するセンサ。一般的な衛星ののマルチ(カラー)画像はRGB(光の三原色)の3バンドが多い。
 ハイパーは185バンド(HISUI)等、波長の分解能をマルチとは比較にならないほど向上させている。

[報告:坂口 大介]